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コスト削減豆知識(コラム)

これだけで印刷ミスが少なくなる!?インクジェットプリンターのメンテナンス方法!

インクジェットプリンターを使っていて「印刷物にスジが入る」「給紙がうまくいかない」などのトラブルを経験したことはないでしょうか。 今回はこういったトラブルの原因やそれを解消するプリンターのメンテナンス方法についてご案内します。

印刷ミスが起こってしまう原因とは?

印刷ミスが起こってしまう代表的な原因は下記の通りです。

プリントヘッドのノズルの穴が詰まる

プリントヘッドのノズルは、ジョウロのように小さな穴が無数にあり、そこからインクを出して紙に印刷しています。 このノズルの穴に付着したインクが固まってしまったり、ホコリが付着したりすると、穴が詰まってインクが出なくなります。 穴が詰まるとそこからインクが出ずに印刷物に白い線があらわれてしまい、印刷物に色ムラができてしまいます。

給紙ローラーに異物や紙くずが付着

給紙ローラーに異物や紙くずが付着してしまうと、2枚同時に紙を送り込んでしまったり、紙が詰まってしまったりします。

<メンテナンス1>ノズルチェックパターン印刷を活用

ノズルが詰まってしまう問題に関しては、簡単にチェックする方法があります。 プリンターには基本的に「ノズルチェックパターン印刷」という機能が搭載されています。 これは、全てのノズルを使って紙にテスト印刷をし、目詰まりを起こしているかどうかをチェックする機能です。 目詰まりを起こしていると白い線が入るなどきちんと印刷されないので、すぐに目詰まりが確認できます。 ほとんどのプリンターはプロパティ画面からノズルチェックパターン印刷を行うことができますので、ぜひ試してみてください。

<メンテナンス2>印刷ミスを防止するために、プリンターをお手入れ!

印刷ミスを減らすことにつながる、プリンターのお手入れ方法をご紹介します。

◆プリントヘッドをクリーニング

ノズルチェックパターン印刷で、ノズルの目詰まりが確認された場合は、プリンターに備え付けの機能、「ヘッドクリーニング」を行うことで目詰まりを解消できる場合があります。 また、プリントヘッド付近にはゴミや紙粉、はみ出したインクなどがたくさん付着しています。 綿棒やコットンなどを使ってやさしく拭きながら掃除をしてください。 ヘッドそのものは水やお湯を染み込ませて固くしぼったコットンをやさしく押し当てます。 押し当てた後は水分が完全に蒸発してからプリンターを動かすようにしてください。

◆給紙ローラーのメンテナンス

給紙ローラーは正しく紙を送るための重要な機器です。紙粉やホコリが付着すると摩擦力が低くなり、空回りして紙がうまく送れなくなります。 プリンターによっては設定すると自動的に給紙ローラーのクリーニングを実施してくれるものもあります。 また、「紙」タイプのクリーナーもあり、プリンターに通すだけでクリーニングができます。直接拭く場合は、水にぬらした柔らかい布を使うようにしてください。 それでも紙詰まりなどのトラブルが多い場合は、紙を違う種類に変えてみましょう。 定期的にプリンターを動かすことでも、ノズルの目詰まり防止の効果がありますが、印刷ミスを減らすにはお手入れは必須です。

上記の内容を参考にしていただき、ぜひ、インクジェットプリンターのお手入れをしてみてください。